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12人に1人。
この数字が何を意味する事なのか、教職員の皆さまはご存知でしょうか。
学校1クラスに換算すると、1クラスに2~3人いる計算です。
LGBTという言葉をご存知ですか?
L・・・レズビアン
G・・・ゲイ
B・・・バイセクシャル
T・・・トランスジェンダー
同性愛者・両性愛者・性別違和(性同一性障害)を表した時の頭文字で作られた言葉。
12人に1人。とは、このLGBT(性的少数派・セクシャルマイノリティ)の人口比率です。
この数字、多いと思いますか?少ないと思いますか?
ですが、この数字は、カミングアウトした人、医療機関で診断されている人の割合です。
そう、表に出ている人の数字。
カミングアウトもせず、診断もされていない人を含めれば、この数字、変わってくると思います。
10人に1人・・・・いや、もっとかもしれませんね。
皆様の学校に、LGBT該当生徒はいますか?
「LGBTの生徒なんかに会った事ないよ」それは違います。
会った事がないのではなく、該当生徒が、LGBT当事者である事を「隠している」のです。
もっと別つの言い方に替えれば、
目の前に当事者が居るにも関わらず、LGBT当事者であるという「可視化」が出来ていないのです。
該当者がいるという学校ならば、十分な対応をとれていますか?
「対応はしているつもりだけど」それは違います。
LGBT該当者だけの対応では、対応不十分である事をご存知ですか?
もし、本当にLGBT該当者がいないとしても、だからと言って、このLGBTの事を無視するという事は避けて頂きたい。
何故ならば、LGBT問題を引き起こしているのは、「人間」なのです。
LGBT問題で一番怖いことは「知らない」という事。
「知らない」なら問題は起こらないのでは?という考えもあるでしょうが、
「知らない」からこそ、そこには間違った情報や、知識によって、LGBT当事者を差別偏見誹謗中傷してしまう事が多いにあるのです。
LGBT当事者が、自分が該当する人間なんだと自己認識する年齢は、環境にもよりますが、
大抵の場合、就学時期間にあります。
そうです、皆さんの職場である、学校生徒が、その時期にあたるのです。
LGBT該当者は、絶対的少数派です。
LGBTを自己認識し、カミングアウトしたとしても、絶対的多数派に負けてしまうかもしれません。
絶対的多数派に負けるとは、先に書いたように、差別偏見誹謗中傷(いわゆるイジメ)の対象になりかねません。
ではなぜ、差別偏見誹謗中傷が起きるのか。
それは、何度も書いているように「知らない」が最大の理由です。
「知らない」を無くすためにはどうしたらいいのか。
学校ですから、皆さまが教職でありますから、方法は一つです。
「知らない」を「知っている」に変えるための指導をする事です。
ですが、考えてください。
教職員である皆さまは、どれだけLGBTの事を理解し、生徒に説明できるだけの知識があるでしょうか。
自信は無いけど基本的な事は知っている、説明できる、では駄目なんです。
それでは折角生徒と学ぶ機会を得たとしても、間違った情報や知識を植え付けてしまうだけなんです。
間違った情報や知識の中で、LGBT該当者生徒がカミングアウトしたとして、その生徒は楽しい学校生活がおくれるでしょうか。
間違った情報や知識の中で、LGBT該当生徒がカミングアウトをしようと思うでしょうか。
LGBT問題は、非常にデリケートな問題です。
全てのLGBT該当生徒にカミングアウトをしてください。といっているのではありません。
ただ、正しい情報を、正しい知識を、生徒さん皆さんが共有し、教職員である皆さまが、適切な指導対応をとると解っただけでも、
LGBT該当生徒の心は、窮屈なものではなく、楽になるのです。
学生にとって、1日の大半を過ごす場所、学校が「居心地の良い場所」になるように、これからの生徒指導は行わなければいけないと思います。
LGBT問題を学ぶ方法としては、ネットや書籍を読む。
確かに、それも手段の一つと思います。
でも、もっと深く知る方法は、LGBT当事者に話しを聴く。ではないでしょうか。
カウンセリングルーム Self Control 代表 丹羽瀬理菜は LGBT該当者(トランスジェンダー・性別違和)です。
そもそもLGBTって何?から、当事者にどう接するのが良いのか、学校における環境をどうすべきなのか、他の生徒にどう伝えるべきなのか。
皆様が思う、様々な疑問質問に、丁寧に説明させていただきます。
勉強会として、教職員用。生徒用。保護者用。と準備しております。
知識不足で、あーでもない、こーでもないと話し合いをするより、まずは
カウンセリングルーム Self Control 丹羽 瀬理菜の話を聴いてみるという選択をご検討ください。
カウンセリングルーム
Self Control 代表
こころプランナー 丹羽 瀬理菜
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